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イチゴイチエ ~Once in a life time
せんせい7年目猛進中。 天職だと思う日もあれば、そうでない日もある。日々うたいつづっています。 
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 「先生、横顔はカッコいいのにねw」

と生徒に連呼されたやまもとです。
ぜんぜん悔しくありません!みなさんこんばんは(ニコ)


 横顔だけしかカッコいいところがないみたいなので(嫉)、髪くらい整えようと、先日美容院に行ったときのこと。


 髪を切ってもらったんです。いつもの美容師さん。

 この数年か、その人以外散髪を任せないくらい信頼している。
いつも漫才のようにばかばかしい話をしているけど、ちょっと様子が違った。


 「俺ねー、人を喜ばせるために生まれてきたから、仕方ないんだよね。」


もちろんそのあとには笑いが入ったけど、自分があまりにも熟視しているもんだから、美容師さん更に笑っちゃったよね。「どしたの?笑」って。

 その熟視している理由を話そうと、人間関係の話になる。


 「人を喜ばせようとしても、なかなか空回りする時ってありませんか?」


 こう尋ねると、すぐ美容師さんは返す。


 「そんなの感じたことないな。勇気が後押ししてくれるから。」

 
 すかさず、こんな風に尋ねた。(気がする)


 「その勇気、わけてくれませんか?笑」

 
 こだまのように返ってくる。


 「勇気は探しにいくもんなんだよ。人間関係の中でね。」


 「・・・・





 ちょっと、精神的につらい時だった。自分自身に余裕が無いときだった。

 人間関係で苦労したり、夜も眠れなくなることはないとずっと思っていた。

 子どもに対して愛情をもち、夢を語る教師であれば、多少道は違えどゴールは同じ。「子どものために」

 しかし、違った。人間関係とはむずかしいのだ。

 今の自分の職場の、ゆるがぬたしかな課題なのである。


 そのときの美容師さんの言葉も、そのころの辛さも、ずっと温めておきたい。

 屈託無くぼくに話す美容師さんの勇気と、そのころの朝の光はとてもまぶしく感じた。

 


 
 「・・・・


 「人生の中で一番苦しいことは、人間関係。」

 「人生の中で一番楽しいことは、人間関係。」





 「ゆうきのもと」 片岡 輝
  ~”にんげんとせかいのふしぎ”より

 みんながさんせいしてるけど
 わたしさんせいできません
 こころのなかでさけんでも
 ことばにするのはむつかしい

 わたしがいけないはずなのに
 ごめんなさいがいえなくて
 あいてのせいにしてしまう
 すなおになるのはむつかしい

 はじめてなにかをするときに
 しっぱいするのがこわくって
 だれかのうしろにかくれてる
 はじめのいっぽはむつかしい

 こころのさけびをこえにだし
 せかいをかえたひとがいる
 じぶんがおかしたあやまりを
 きっぱりみとめたひとがいる
 しっぱいするのをおそれずに
 いのちをかけたひとがいる

 ゆうきのもとはどこにある?
 たとえどんなにとおくても
 わたしさがしにでかけます
 ゆうきのもとをみつけだし
 ゆうきいっぱいいきていく

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ADHD 
 
障がいはあなたのすぐそこに。




① 大学の履修届け・レポート・論文、業務の報告書・清算伝票などなど、締め切りのある手続きが苦手だし、キライ。

② 手続き書類の読み間違い、書き損じ、うっかり記入など、ミス連発は当たり前。何度もやり直しになったり、提出期限に間に合わなかったりするのは日常茶飯事。

③ 電卓を使っているのに計算ミスをしてしまう。

④ 部屋や机の上が片付けられない。すぐにモノがなくなってしまう。必要なときに必要なモノが見つからない。

⑤ 何かが好きになったら徹底的にハマる。欲しいものは後先考えずに買ってしまう。衝動買いの天才。

⑥ 意識しているのに、時間に遅れてしまう。

⑦ 注意しているのに、大事な約束を忘れてしまう。

⑧ 思ったことをすぐ口にする。人間関係のトラブルが多い。友達とうまく付き合いたいのに、口出ししすぎてしまうなど、うまく付き合えない。

⑨ 何かを思いついたら、後先考えずに行動に移してしまう。「こんな会社、やめてやる!」「このアイデア、おもしろい!つまらないことをしてる場合じゃない!」

⑩ 目先のことばかりやって、長期展望が持てない。いいアイデアが浮かんでも実行に移せないので、いつも「口ばっかり」になってしまう。





①《△》苦手だが、いちおう期限は守る。でも、ギリギリ多い。

②《×》A型的にそういう文章は読みたくないので、作るときも気をつける。①に同じ。

③《○》何回やっても合わない家計簿。

④《△》やると決めたら掃除するタイプ。腰は重い。無くし物も多い。

⑤《◎》給料日前に逼迫(泣)

⑥《特◎》すみません。本当に申し訳ありません。(前よりはマシになったのよw)

⑦《×》大事な約束は忘れないかな。どうでもいいことは忘れる。

⑧《×》いちおう、キモチは考えたい。特例あり。

⑨《△》踏ん切りがつかない優柔不断症もキライだったり。

⑩《○》社会人の目標。なかなか実践できず。





今や、学級に8~10%の割合で存在するADHD《注意欠陥・多動性障がい》の子ども。

自分だってこんなに該当します。

それも個性。

それでいいじゃないと思えるしあわせ。そんな環境をつくっていきたい。


あなたはどうですか?

障がいに抵抗がありますか?


(上記の調査には個人差があります。)




《文部科学省によるADHDの定義》
「ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障がいで、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。」

(特別支援教育の在り方に関する調査研究協力者会議:2003、今後の特別支援教育のあり方について:最終報告)

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あれもこれも食べたい、

あそこにいきたい、これを買い忘れた、

あんなこと伝えたい、こんなことは書くとおかしいだろうか?



という自分の優先順位のつけれなさが、このブログの更新率につながっている。。泣





「人を育てる」


という大それた文句は、教師永遠のテーマであると思う。

ゆえに、こんな思考回路が途切れそうな時間帯に語るべき内容ではないのだが、ちょっと今日は感化されたので、走り書き。


 ・プロフェッショナル~仕事の流儀
 ・情熱大陸
 ・ホンネ日和

 などを、最近好きでよく見ている。
 ヒトをフューチャリングし、どんなことを考え、世界へ発信しているか、とても興味をそそられる内容になっている。もちろん、職種はさまざまである。

 今日の情熱大陸は、菓子職人・プランナーの[小山進]氏。
 http://www.mbs.jp/jounetsu/2012/02_19.shtml
ニヒルな男前で、こてこての関西人。番組中でもよく方言が飛び交っていた。

 番組中、弟子の岸本クンを指導する場面。彼はなかなか「丁寧に」仕事をすることが苦手で、プロ意識に欠けていると小山氏に叱咤される。
 そして岸本クンの先輩パティシエたちも怒られる始末。

 小山氏は岸本クンの誕生日にケーキを用意する。
しかも、そのケーキをつくるための材料から、主役のイチゴまで、すべて自分の足で探し、リサーチし、彼のケーキのために時間を惜しまない。

 そしてケーキを渡した際に一言。
「 丁寧さ を追及する一年であれ。」

 その一言を具現化するためには、まず自分自身が「丁寧に」動くということである。


 後輩ができ、上司という立場になったとき、こうでありたいなというヴィジョン。
 なかなかさらっとできるものではない。今から鍛えても間に合うだろうか?


 「人を育てる」ことは「自分がまず育つ」こと。





 はぁ。

 そのためには、新聞をとって勉強しようか。

 英会話も習いたいな。。。



 花粉症より、優柔不断症の特効薬を探してます<`~´>笑

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seizya

 *


 十数年前に観たTVドラマで「聖者の行進」(TBS系)というものがありました。

中学生の自分にはあまりにも鮮烈な内容で、今でも一話一話を鮮明に思い出す。

極めてノンフィクションドラマ。視聴率もそれなりにあったし、同世代の人たちは知っているドラマだと思う。

脚本は『高校教師』、『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』、『未成年』に代表される、野島伸司。
強い人間だけが生き残ることの出来る現代社会に対するアンチテーゼで、ドラマの内容は、水戸事件(水戸アカス事件)を基にしたもの。

知的障がい者達の働く地方都市の工場が舞台。奴隷の如く日常に行われる彼らへの暴力、性的虐待。

ドラマのタイトルは、純粋な心を持つ知的障がい者達を聖者になぞらえるとともに、ドラマ内で彼らが演奏するジャズナンバー「聖者の行進」からとられている。


 いちおうこれでも音楽教員の端くれなので 見解を述べると、あまりにも有名な「聖者の行進」という曲は、黒人音楽からの発祥。葬式の際に多く演奏されていたことが文献に残る。日本のようにおどろおどろしく葬送するのではなく、天に召される時こそ、陽気に輝きを持って送ろうという、野性的かつ純粋なおくりびとの心が、あのようなリズミカルな音楽を生んだ。

もちろんドラマ内で使われている意図としては、障がい者の純朴な部分や屈託のない心の奥を、皮肉に表現している部分もあると思われる。

だからこそ、あのマーチを聴く時、なんだか不思議な気持ちに襲われる。


 *


 人に教えるようになり、5年目。
今年度の4月から、通常学級から児童相談所へ異動となった。

戸惑う自分に 同僚は「栄転おめでとー」だとか「若い時に赴任になってよかったよ」であるとか声をかけた。

しかし、現実は想像を絶する環境だった。

自分の胸の不安や戸惑いを保つ前に、目の前に生き延びた子どもの顔を直視することができなかった。

 がやがやと珍しそうにメディアで流れる児童虐待、虞犯の現状が広がっていたのだ。


 *


 ここに赴任する前には感じなかったであろう感情があります。

表向きに書いていますが、教師という仕事が「天職」だと思う日もあれば、そうでない日もある。むしろ後者の方が多くなったかもしれません。

 悪口は言いたくないなぁと思いますが、自分の今思っていることや子どもとの歩み、たまには辛みなども書き出していこうかと思い、今年重い腰をあげました。

 主観が前面に押し出されたブログかも知れませんが(笑)、どうぞお付き合いいただきますよう。


 *


子どもは幸せになるために生まれてきた


ぼくらの未来は光にみちているか


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