Viivi Luik
" 1. On hilissuvi " ~ Sügismaastikud
songs: Veljo Tormis
VIDEO Ja lõhnab angervaks
ja tulilill
ja ohakas.
On hilissuvi, on hilissuvi
ja pihlapuus
on marjakobar
ja männikus
on kanarbik.
Ja seda suve
ei tule enam
ei tule enam
seda suve.
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ヴィーヴィ・ルイク 詞
1.晩夏 ~ 「秋の風景」より
曲:ヴェリヨ・トルミス
シモツケと薊の匂いがただよいはじめる
夏の終わりに、夏の終わりに
ナナカマドの木と松の木、
ヒースの林を抜けて
この夏は去っていく
もはや夏は帰ってこないと、風が去った
■ 合唱音楽は生き様そのもの
この曲、12年前の八戸市立根城中学校(女声)の名演が記憶に新しく、何度も擦り切れるまでVHSを観た覚えがあるが、まさにトルミスの描いた作品の中でも、邦人の心を掴んで離さない叙情的な音の動きがちりばめられている。
夜に鍵を掛ける校舎にむかって風が吹きつけているのに気づいたときは、もう晩夏はやってきている。気づいたときにはそこにいる。
今年の夏は人生の中で一番凄まじく疾く駆け抜けた。汗を拭う暇もなく、風に気づくいま。
風は嫌なことを吹き流し、佳き便りを運んでくれる。エストニアの風はこのように彩り深く、まるで日本とは違うのだろうが、エストニアに行ったことの無い自分にさえ、土と想い出の匂いを運んでくれる。
しなやかなこころの風を自分のところへ運んでくれた、自然の力に感謝をしたい。
そして今度は自分が風を起こし、太陽へ向かって吹き返したい。
[2回]
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