いつも理由をつけて見に行けない紅葉を見に行こうと思う。
どうも愛知県は、予報では23日がピークらしい。off(の予定)だし、足を運ぼうかと。
秋はもう晩期だが、熊本はまだ暖かいだろうか。
中学の合唱コンクールで熱を帯びていた頃や、高校の通学路を思い出す秋。
学生は時間がないと戯言を言いながら、十二分に楽しんでいたんだろうと振り返る。
秋はとても好きだ。
恵那に紅葉の素敵な風景を見つけた。年末への鋭気を養おう。
ふるさとの秋を思い出す。日本の本当の秋がすぐそこに。
やがて秋 (立原道造「暁と夕の詩」より)
やがて 秋が 来るだらう
夕ぐれが親しげに僕らにはなしかけ
樹木が老いた人たちの身ぶりのやうに
あらはなかげをくらく夜の方に投げ
すべてが不確かにゆらいでゐる
かへつてしづかなあさい吐息にやうに……
(昨日でないばかりに それは明日)と
僕らのおもひは ささやきかはすであらう
――秋が かうして かへつて来た
さうして 秋がまた たたずむ と
ゆるしを乞ふ人のやうに……
やがて忘れなかつたことのかたみに
しかし かたみなく 過ぎて行くであらう
秋は……さうして……ふたたびある夕ぐれに――
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